第45回 石仏公開講座 8月24日(土) ←終了しました。

第45回石仏公開講座を下記の通り開催いたします。会員はもちろん、友人、知人お誘い合わせ、ぜひご参加ください。
・期日:2024年8月24日(土) 10時~15時30分(受付開始 9:30~)
・会場:大正大学5号館533教室 アクセス詳細はこちら
    東京都豊島区西巣鴨3-20-1(地下鉄都営三田線「西巣鴨」下車徒歩3分)
・参加費:会員3,000円(1講座のみ1,000円)非会員4,000円(1講座のみ1,500円)学生1,000円
・申込み:日本石仏協会事務局 参加申込フォームはこちらから

9時30分 受付開始

9時45分 第1講「民間信仰板碑」諸岡勝氏
11時30分 第2講「墓から修験者(山伏)社会を読み解く―英彦山を中心に」山本義孝氏
13時45分 第3講「出雲の石工と石造物-幻の石工たちの実態にせまる」永井泰氏
15時30分 第4講「大和の古代石仏の特質-頭塔・春日山・地獄谷を中心に」伊藤義文氏

終了後に交流会を予定しています。17時30分頃~

講師のご紹介

諸岡 勝(もろおかまさる) 埼玉県在住
1953年生まれ。足立区文化財保護審議会委員。元埼玉県立文書館副館長。
埼玉県を中心に武蔵型板碑をはじめとする石塔の調査・研究に従事。
本講座では、板碑の出現から消滅までを概観するとともに15世紀半ば以降に造立された民間信仰に係る板碑について紹介したい。著書 武蔵武士と板碑(『東国武士と中世寺院』高志書院2008)、鎌倉時代末期の板碑の一事例ー「築道型」の分布と特性-(『熊谷市史研究3号』2011)

山本 義孝(やまもとよしたか) 静岡県在住
1961年京都市六波羅生まれ。日本山岳修験学会理事。 
静岡県袋井市歴史資料館館長を経て、現在袋井市郷土資料館施設長。
全国の山岳霊場で現地に基づいた調査研究を40年以上続けている。本講座では 修験道と山伏社会の実態に迫るため、霊場に営まれた墓地の在り方を石造物を中心にして読み解く醍醐味をお話ししたい。

永井 泰(ながいやすし)(島根県在住)
島根県地学会顧問・元来待ストーンミュージアム館長1955年島根県生まれ。
島根県立高校教諭から来待ストーンミュージアム館長、その他大学講師、県立高校講師などを歴任、現在、島根県地学会顧問。著書に『出雲・石見狛犬見聞録─来待石・福光石の唐獅子文化』(廣江正幸氏との共著、ワン・ライン出版社、2010年)、『島根の石造物データ―狛犬を中心とした幻の石工達の実態に迫る(齋藤正氏との共編、2014年)』等、著書・論文多数。島根県を中心とした石造物データをもとに、山陰地方の石工を、山陰に住み着いた他国石工を含め、その活動と製作物を実例としてお話しします。

伊藤 義文(いとうよしふみ) 奈良県在住
1947年生まれ。国立久留米工業高等専門学校元教授。本会会員。
YouTube(アカウント名:石の地蔵さん)や月刊雑誌「コンバーティック」にて大和の石仏を紹介する活動中。本講座では、華厳経に依拠した毘廬舎那仏を頂点とする四方四仏の浄土思想を視覚的に表したと推定されている頭塔、春日山石窟仏、地獄谷石窟仏を紹介する。


■詳細内容「第45回石仏公開講座案内チラシ」PDF
ダウンロードできます