石仏ワールドへようこそ!

日本石仏協会会長 川野明正

日本石仏協会は1977年に設立されました。以来、唯一の全国組織の会として、さまざまな活動を通じ、日本の石仏研究の発展に寄与するとともに、石造文化財保護思想の普及につとめ、また広く石仏愛好者の交流をはかってまいりました。

いまなお日本の山野には、日本人の精神文化の遺産として、沢山の石仏・石神が佇んでおります。広く、深く、そしてあたたかな石仏の世界の魅力に触れてみてはいかがでしょう。

[日本石仏協会会員の皆様へのご挨拶]
新年に当たりまして、皆様の御多幸を祈念申し上げます。
昨年は会長就任初年でしたが、皆様の有難い御支持を頂きまして、新入会員の一定の増加・会誌の刊行形態の変更・予算の見直しによる経費の削減とそれに伴う賛助金の廃止・石仏公開講座での「石工再考」シンポジウムの開催など、不慣れながらも本会を持続可能とするための各種施策を実行することができました。心より御礼申し上げます。
日本石仏協会は、日本人の教養になくてはならない「石仏学」(初代会長大護八郎先生の提唱)の確立のためにも、なくてはならない会であると考えております。  本会を未来に渉り存続させていくために、本年も以下の施策を進めて参りたく考えております。
新入会員のと会誌執筆者の増加・コンプライアンスの徹底と透明な運営・一層の経営努力・会誌の内容の充実・海外石仏見学会の実現・外部の学会や学術団体との連携等
以上、覚悟を決めて実行して行きたく考えております。
会員各位の皆様におかれましては、本年も御支持の程、何卒宜しく御願い申し上げます。