2025年9月3日 / 最終更新日時 : 2025年9月3日 sekyokai_k 読み物 会長の随筆箱11 11箱目 修羅 「おれはひとりの修羅なのだ」(宮沢賢治)と常に自問して生きるしかないのが人間だ。そこの気づきを感得できるか否か。人身事故で電車に閉じ込められて、苛立ちを覚えた瞬間、すでに心は阿修羅になっている。人が一人死 […]
2025年8月26日 / 最終更新日時 : 2025年9月3日 sekyokai_k 読み物 会長の随筆箱10 10箱目 名前 「深沢潮」という名前は、さんずいが三つ続いて、たいへん美しい。人が命名するときは、命名者の愛がかならず潜んでいる。学生名簿をめくるたびに、親御さんとか、家族が生まれた子供に寄せる深い愛を感じる。深沢潮は、 […]
2025年7月7日 / 最終更新日時 : 2025年7月7日 sekyokai_k 読み物 会長の随筆箱 9 9箱目「お木蔵さん」と呼びたくなるお地蔵さん ―上原美術館企画展『伊豆民間仏めぐり』見学(令和7年7月6日) 田村整氏が伊豆を東奔西走してお呼びした『伊豆民間仏めぐり』展(上原美術館・静岡県下田市・田村整氏は同館主任学芸 […]
2025年6月23日 / 最終更新日時 : 2025年6月23日 sekyokai_k 読み物 会長の随筆箱 8 8箱目 魔物(マジムン) 夜の帰り路、蛍を捜して延々と黒い森の闇を凝視する。一点の光も見えず、闇ばかりが迫り、身を包むかのように思え、恐怖した。そうだ、奄美では、”夜が取る”のだ。究極の魔物(マジ […]
2025年6月4日 / 最終更新日時 : 2025年6月23日 sekyokai_k 読み物 会長の随筆箱 7 7箱目 賽銭泥棒のことなど 子之神社は今泉(鎌倉市)にある小さな石祠で、昨年末三回目の賽銭泥棒があった。そのため、石祠を守るおかあさんは、泥棒に対して注意文を掲げていた。咎めだてするでもなく地域の大切な神様であることを切 […]