❏ 今週の石仏リンク ❏ 24
会員の皆さんの活動をご紹介するコーナーです。全国の会員、関連団体の皆さんは今頃どんな活動をしていらっしゃるでしょうか。なかなか会えない遠くの石仏仲間と情報交換をしたり交流を深めましょう。
今週ご紹介するのは前回に続いて長崎県長崎市在住の近藤隆二郎さん。3月7日(土)の石仏談話室では「写し巡礼地―ミニチュア霊場空間の魅力と保全」についてご発表いただきます。
🌿 石仏と「写し巡礼」の深いつながり
近藤さんは30年に渡って四国八十八ヶ所や西国三十三ヶ所を模して各地につくられた「写し巡礼(ミニチュア霊場)」を30年以上にわたって調査されてきました。その集大成が、
📘 写し巡礼地の社会学(岩田書院・2025年)。写し霊場を「小さな巡礼地」としてだけではなく、地域社会が生み出した“場のしくみ”として読み解く刺激的な一冊です。石仏が並ぶ空間は、信仰の場であり、地域の記憶であり人々の思いの集積です。愛媛大とともに作成されている「みんなの写し霊場マップ」にもデータを掲載していかれるそうです。ポストカードも素敵ですね!


🚲 自転車で地域を変える?!
近藤さんは、自転車を通じた地域づくりの実践者でもあります。
📗 『自転車コミュニティビジネス ― エコに楽しく地域を変える』(学芸出版社・2013年)
自転車も巡礼も、「歩く/めぐる」という行為を通じて人と地域をつなぐ営み。自転車で石仏巡りをする方も多いので共感を持つ方も多いのではないでしょうか。
🏫 研究と実践を往復する人
元 滋賀県立大学 教授 として、土木環境システムや都市計画、社会学的な視点から研究に取り組み、長年教育に携わりながら、現場にも立ち続けてこられた近藤さん。理論だけでなく、実際のフィールドの話、調査の裏話、地域の方々との出会いなど、談話室ならではのあたたかい語りを期待しています。
近藤隆二郎さんの公式サイトはこちら
写し霊場を巡る53本もの動画が公開されているYoutubeチャンネル写し巡礼地ーミニチュア霊場はこちらから。


写し霊場に関心のある方、 石仏を“地域のかたち”として考えてみたい方、 巡礼文化を社会の視点から学びたい方、 フィールドワークの話をじっくり聞きたい方。石仏を見て歩く私たちの目が、「社会を見る目」へと広がる時間になるかもしれません。3月7日、談話室でご一緒できることを楽しみにしております。どうぞお気軽にご参加ください。
