石仏談話室 2月1日(土) テーマ:「千葉県中部JR久留里線沿線の石仏を訪ねて」「全国の狼信仰にまつわる狼石像」

どなたでも参加できます。事前の申し込みは不要です。直接会場にお越しください

・日時:2025年2月1日(土) 13時~17時(2講座)
・場所:明治大学和泉校舎(明大前駅)※明大前駅(和泉校舎)での開催となります。ご注意ください。
    アクセス:京王線/井の頭線 明大前駅。下車徒歩約5分。

明治大学和泉校舎の正門を入り、正面第一校舎右脇を進み、右手奥の建物が研究棟となります。
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/izumi/access.html

・参加費:会員)1,000円 非会員)1,500円  ※学生の方は、500円

(1)松本芳郎氏「千葉県中部JR久留里線沿線の石仏を訪ねて」

千葉県中部を流れる小櫃川に沿って走るJR久留里線(木更津駅~上総亀山駅間約32km)沿線には、宝庫とまでは言いませんが、相当数の石仏石塔が遺存します。首都圏にお住まいの方でもなかなか足を向けにくい地域ではありますが、この地域に現存する石仏石塔の種類、および造立年代には注目すべき幾つかの特徴点が見られます。代表的な石仏石塔を紹介すると同時に、これらの特徴点について、江戸時代の当地の経済社会情勢を踏まえて、若干の考察を試みました。

(2)青柳健二氏「全国の狼信仰にまつわる狼石像」

二ホンオオカミは、明治38年(1905年)、奈良県で捕獲された雄を最後に絶滅したといわれています。 しかし、今でも全国に狼を信仰する寺社は多く、そこでは狛犬の代わりに、狼の像が置かれています。

牧畜が発達しなかった日本では、狼は田畑を荒らすイノシシやシカなどを追い払ってくれる益獣と考えられ、そこから狼は神様、あるいは、神様のお使い(眷属)として、人々から崇められてきました。
今回は全国の狼信仰関連の狼石像を紹介します。とくに、西日本と東日本との違い、石像の「あばら骨」や「垂れ耳」の表現が関東地方に多いことなどを中心に、写真をお見せしながら話をします。写真が中心なので、気軽にご鑑賞ください。

今後の石仏談話室の予定

〇第330回 令和7年3月1日(土)
 ・内 山孝男氏「ネパール・カトマンズ盆地の十万塔建立と千塔巡拝」
 ・長島 誠氏「石仏入門・如来の造形」

〇第 331回 令和7年4月5日(土)
 ・中森勝之氏「石仏入門・庚申塔」
 ・窪田雅之氏「石仏入門・道祖神」

石仏談話室では、ご自身の調査研究を発表したいという方の募集をしております。ご希望の方は、発表テーマと 概要をはがき一枚にまとめ、会長あて郵送、またはメー ルしてください。常任理事会で審議の上、発表の可否に ついてご連絡申し上げます。