【訃報】
日本石仏協会会員三明弘さまが、悪性リンパ腫のため、2025年12月11日(木)、逝去されました。
*葬儀*
2025年12月15日(月)13時~ 於 松風山大覚寺 の予定です。
〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町1738 電話043-261-3679
↑弔電はこちらへお願いします。
喪主は奥様の三明みち子さま、またお花のご注文等、葬儀に関するお問い合わせは文殊堂 電話043-294-4444 にお願いいたします。
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昨年末に、川野会長さまの下記URLの記事を拝見・ご連絡させていただき、関東の潜伏キリシタンを調査しているカトリック司祭とともにお宅に伺い、三明さまのキリシタン研究のご蔵書をカトリック司祭のもとに拝受することが出来ました。その後も3度ほど、そのカトリック司祭と私もともに千葉のキリシタン石仏のご案内もいただました。
もっとご教示いただきたかった。なんとも残念です。心からお悔やみ申し上げ、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
※坂田 宏之氏のfacebook投稿を転載させていただきました。以下は2024年12月26日の川野会長の投稿です。



三明弘氏を悼む
川野 明正(日本石仏協会会長)
かねてより病気療養中だった三明弘氏が亡くなった。十一月の石仏談話室の際にお会いしたのが最後になった。この日東京駅で分かれた際、「来月は来れないだろう」とはっきり仰っていて、私は戸惑いながらも「そういうことでしたら、良いお年を」と挨拶したのだった。発表テーマはキリシタン文物関係だったので、三明氏が万難を排して談話室に来られることは予想していたが、本当に万難を排していらしたのである。
三明氏は、巻き舌が強い発音で江戸弁にも聞こえたのだが、その実北海道のお生まれで、小さい時に両親を亡くされて孤児院で育ったとのことだった。学問を志して東京経済大学に学んだ。ご自分では口にはしないが、苦労も多々あったものと拝察する。
私にとっては民俗学者の大先輩で、つねに宗教的な石造物から歴史社会をみる、或いは石造物から歴史社会を物語らせしめる立場を徹底されておられて、氏の姿勢に私も常に敬服していた。民俗学の立場から宗教的石造物を扱う方は近年少なくなっているので、その意味でも貴重な方であった。
三明氏から生前受けた学恩と頂いた多くの励ましの言葉に、心から御礼申し上げます。
