第339回石仏談話室 令和8年2月21日(土) 明治大学和泉校舎

・山岡真太朗氏「庚申神社(さいたま市大宮)信仰空間の一年」
・水谷類氏「廟墓ラントウから見る葬制と墓制」

(1)山岡真太朗氏「庚申神社(さいたま市大宮)信仰空間の一年」

大宮は鉄道の町である。庚申神社は大宮駅西口に近くの神社である。 元々、大宮駅構内にあった庚申塔が神体であり、旧国鉄による祭祀が行われる祠から神社となり、移転し続け庚申信仰に基づく神社として現在も引き継がれている。 しかし祭祀の担い手である地域住民は土地整理による人口変動等が起こるなどしての変遷している。 本発表では神社境内に残る石造物をはじめとした物質資料と発表者の1年近くにわたる庚申講の調査から祭祀空間を論じていく。

(2)水谷類氏「廟墓ラントウから見る葬制と墓制」

今日の墓石・墓標・石仏研究は、見えている石造物を対象にしている。しかし廟墓ラントウには石造と木造があって、他の石造物なども多く含みこんでいる。木造ラントウは廃絶してしまったものがほとんどだ。見えない葬送と墓前祭祀に関わる施設がラントウであり、廟墓ラントウに表現される独特な生と死の思想から日本人の死生観、他界観の一端を歴史的に明らかにしてみたい。特に、民俗学が取り組んできた両墓制研究にとって、今後大きな成果が期待できる。

今後の石仏談話室の予定

〇第340回 令和8年3月7日(土)和泉校舎
・川野明正氏「台湾・東南アジア華人社会の虎の神様〈虎爺〉」
・近藤隆二郎氏「写し巡礼地―ミニチュア霊場空間の魅力と保全」

〇第341回 令和8年4月11日(土)和泉校舎
・山本菜摘氏「相模原市域の関東大震災関連石造物について」
・佐士原圭子氏「大分市の門人墓」


石仏談話室では、ご自身の調査研究を発表したいという方の募集をしております。ご希望の方は、発表テーマと 概要をはがき一枚にまとめ、会長あて郵送、またはメー ルしてください。常任理事会で審議の上、発表の可否に ついてご連絡申し上げます。


会場アクセス:京王線/井の頭線 明大前駅。下車徒歩約5分。

明治大学和泉校舎の正門を入り、正面第一校舎右脇を進み、右手奥の建物が研究棟となります。
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/izumi/access.html