石仏談話室 10月5日(土) テーマ:「石の造形物をめぐって最近考えたこと ―トルコ・ギョべクリテぺ遺跡、キルギス・プナラの塔の石像を中心にー」「迷子しるべ石標考」 ←終了しました。

どなたでも参加できます。事前の申し込みは不要です。直接会場にお越しください

・日時:2024年10月5日(土) 13時~17時(2講座)

・場所:明治大学駿河台校舎研究棟4F第2会議室での開催となります。
※会場は、明治大学 駿河台校舎(御茶ノ水駅)です。ご注意ください。
アクセス:地下鉄新御茶ノ水駅下車徒歩約5分 JR御茶ノ水駅下車徒歩約3分
     東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅 下車徒歩約5分
     東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 下車徒歩約5分
     都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線 神保町駅 下車徒歩約5分

▼会場の場所(会議室までの行き方について、下記を参照ください):
明治大学駿河台校舎研究棟4F第2会議室での開催になります(リバティータワー入口から3階に行き、連絡通路を通ると研究棟4階に着きます)

・参加費:会員)1,000円 非会員)1,500円  ※学生の方は、500円

(1)「石の造形物をめぐって最近考えたこと ―トルコ・ギョべクリテぺ遺跡、キルギス・プナラの塔の石像を中心にー」 講師:宇多村一雄氏

石仏(石造物)がNet等の媒体を通して知るようになったのは、ここ20年くらいだと思います。それは癒し、内面的な印象付けのためなのでしょう。

トルコの遺跡は2000年代に入って考古学的発掘により、素晴らしい結果をもたらしたもので、紀元前8000年~1万年前(日本では縄文時代)に宗教的儀式を執り行ったもので、さらに最近になり写真の石の像が見つかりました。イスラム化する以前の中東には何があったか知りたくなります。 そして紀元前8~3世紀、カスピ海の北にあった国・スキタイ。そのプラナ周辺でみつかった石人達、中東からシルクロードはそれらの文化的現象を徐々に伝えていきました。その逆もありますが、そんな事を考えながら不思議な発見達を知りたいと思います。  

(写真はカラルンテべで発見された石人像)

(2)「迷子しるべ石標考」 講師:中森勝之氏

江戸の庶民文化が繁栄した文化・文政期には、物見遊山や寺社巡りで人びとの往来が増え、迷子が多くありました。迷子を預かっている人と探す人との交流のため「迷子石」が建立されました。
現在、全国で27基残っています。今では無用の長物ですが、これらが建立された経緯や、それにまつわる江戸の風景や情緒をプレイバックしてお話します。ご期待下さい。

今後の石仏談話室の予定

〇 第327回 令和6年11月2日(土)
   小泉俊春氏「石工の現在 ―道具・技術をめぐってー」
   門間 勇氏「踊る三猿を彫った石工・長島亀五郎」

〇 第328回 令和6年12月14日(土)
   高家 理氏「吉六狛犬修復プロジェクト ~現代の石工の仕事~」
   フリートーキング

◆現在、駿河台もしくは和泉の明治大学研究棟を会場とする予定でおりますが、会場の都合等により、開催中止または日程の変更をする場合があります。その際は、ホームページまたは公式LINEにてお知らせしますので、事前にご確認をお願いいたします。

石仏談話室では、ご自身の調査研究を発表したいという方の募集をしております。ご希望の方は、発表テーマと 概要をはがき一枚にまとめ、会長あて郵送、またはメー ルしてください。常任理事会で審議の上、発表の可否に ついてご連絡申し上げます。