❏ 今週の石仏リンク ❏ 22

会員の皆さんの活動をご紹介するコーナーです。全国の会員、関連団体の皆さんは今頃どんな活動をしていらっしゃるでしょうか。なかなか会えない遠くの石仏仲間と情報交換をしたり交流を深めましょう。

今週ご紹介するのは、秋田県湯沢市在住の 石橋健朗さん。今年7月7日に『雄勝野幻想博物誌』全三巻を刊行されました。

秋田県には石仏も民俗も興味深いコンテンツがたくさんありますが、石橋さんの丁寧な取材と綿密な調査によって、系統立てて地域ごとにまとめられた全3巻、民俗的にも地域にとっても大変貴重ですね。

石橋さんからのご案内です。

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 この度、帰郷以来40年の民俗調査・研究の集大成として『雄勝野幻想博物誌』全三巻を刊行することとなりました。以前、民話研究員としてお世話になった民話伝承館三代目館長菅原憲治様と語り部の中川文子様のご尽力によって、本という形にすることが出来ました。文章や表を読みやすくするために活字を大きくしたら、B5版で三冊組になってしまいました。各巻ごとの内容は以下のとおりです。

雄勝野幻想博物誌 I

一・龍女の珠    能恵姫物語再考

二・小正月の犬   犬っこまつりの起源

三・狐の足跡    開堰説話の意味

四・四つ辻の猩々  猩々碑の博物学

五・タニシのおふだ おふだの図像学

六・片目のカジカ  御霊信仰と神饌

雄勝野幻想博物誌 II

七・蛙の合戦    『御日記』と湯沢俳諧

八・百足の剣    小野寺氏と異類退治譚

九・虫の碑     虫と民衆の信仰

十・雀の宮     神代文字の世界

十一・洞穴の熊   絵馬と物語 

雄勝野幻想博物誌 Ⅲ

十二・鬼の窟    阿黒王伝説と境界

十三・小町の芍薬  『仙北旧跡記』と地方文人

十四・出現の目   霊木化現仏の精神

十五・地中の鉦   土中入定譚と大地のカミ

 

 地域に根ざした動物づくしのテーマで、図版も豊富で、多くの皆様の興味を引く内容と存じますので、ぜひお読みいただきますようお願い申し上げます。

ちなみに、『雄勝野幻想博物誌』は30年ほど前に故渡部和男先生から、もし私が将来本を出すならばと付けていただいた書名です。

定価各巻1000円+消費税ですが、なるべく3巻セットでお求めいただきたく存じます。販売所は下記のとおりです。

湯沢市 湯沢市役所売店 小川忠太郎商店(株)とみや大町店 Office1

羽後町 ミケーネ 道の駅うご

遠方の方は下記までお問い合わせください。

名称 みちのく文芸出版 菅原憲治

住所 秋田県羽後町柏原18-5

TEL.   [090-4883-7278](tel:090-4883-7278)

FAX.   [0183-62-2846](tel:0183-62-2846)

Mail.   Kenjis7278@gmail.com

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